こんにちは、代表の西川聡です。
皆様に一生懸命あきらめないで生きた人間がいたことを知ってもらいたくて、書かせて下さい。
長年、私たち、日本ヘッドセラピー協会のHP作成、広報、イラストを担当してくれていた私の妹が永眠しました。
私の実の妹です。ずっと一緒に寄り添って生きてきたので、同志でした。
約20年間の闘病生活を終え、今は痛みのない世界へ旅立ち、ある意味で良かったと思うようにしています。
妹のお陰で、私はヘッドセラピーという手当てを始めました。
半径5mの人を癒すという言葉も生まれました。
妹のために創ったのがヘッドセラピーでした。
誰を癒したかったのかと言われれば、妹でした。
妹が心地よいと感じてくれる手当法を創りたかったから。
妹は最後の最後まで、明日を信じて、命を大切に燃やした、自分に負けなかった人でした。
こんなに困難に立ち向かい続けた人を尊敬し、誇りに思います。
享年41歳。2019年8月5日午前、天国に旅立ちました。
運命や宿命があるのなら、命の火が小さくなっていった8月4日の前日に私が妹に4時ほどヘッドセラピーという手当てが出来たという事実です。
亡くなる前日に、沢山触れられたことが、1つの大きな救いでした。
多臓器不全で、クローン病と、腎不全と、甲状腺疾患、心臓疾患が重なっていました。
そのような状態でも、自分のことよりも旦那さんの食事のことを考えていた人でした。
とてもやさしく、つつしみのある、うつくしい人でした。
弱音を吐かなかったことは、こんな人がいるのかと本当に不思議なくらい、すごすぎて、圧倒的な強い芯のある人でした。
死ぬ気で頑張りますと言うけれど、それを約20年の闘病生活の中でやってきた人でした。
が、かえって、私はもっと助けてとまわりに言ってほしかったなーと今更ながら、思ってしまいます。
こんな立派な生き方をした妹のことをみんなに知ってほしいです。
なぜならば、どんな状況でもあきらめることなく生きる姿勢を家族に見せることは、家族の生き方を変えるからです。
死は、遠い存在ではない。だから、どんな人でも、側に在るものであると気づかせてくれます。
あなたは自分の人生を生きていますかと言われて、はいと言える。そんな生き方をしていこうと思えるのは、大切な人の死という現実が今生きている者に命の貴さを教えてくれるから。
だれかが亡くなる時、その人が生きたかった時間、生きていることで味わえた時間をまわりの人が受け継ぎ、大切に生きていくための力を与えてくれます。
とはいえ、悲しみは波のように寄せては返しを繰り返しますが。
やはり、私たちの理念は本物だと確信しました。
まさに、妹自身が、半径5mの人の未来を照らす人でした。
妹の生きざまでした。
そして、これからも、私を照らしてくれています。
くじけそうになるとき、きっと沢山あると思いますが、妹のこころは消えませんから、妹と一緒に歩んでいきます。
自分のことよりも人のことを優先する妹は本当にすばらしい人でした。
天国にいかないで、もっと、妹を擦ってヘッドセラピーしたかった。
もっと笑った顔を見たかった。
あきらめないで、最後まで命を尽くそうとした妹を心から尊敬しています。あなたは、私の誇りです。
私はこれから、妹がこの世にいてくれた証を伝えていきたい。
ヘッドセラピーをもっと知ってもらうことで妹がこの世にいたことを伝えていけます。
本来なら妹と面識のあった方に、お一人お一人に、直接、お話しなければならないのですが、妹のことを知ってくださっている方々に、気にかけて下さっていた方々に、まずこの場を借りて、妹に代わって、ご報告と心からの感謝を申し上げます。
どうしても伝えたくて、新たな決意として、私の言葉をお伝えさせて頂きます。
どうか、あなたの半径5mの人を大切にして下さい。
一般社団法人日本ヘッドセラピー協会
代表理事 西川聡