2013年2月24日(日)埼玉県熊谷市の医療法人きずな会「さめじまボンディングクリニック」様にて、『アロマサイエンスアカデミー』様の主催により、医療関係者の方を対象にヘッドセラピーの講演を行いました。
▲医療法人きずな会 さめじまボンディングクリニック様 (http://bonding-cl.jp/)
さめじまボンディングクリニック様では、クリニックで出産をされた患者様への産後のケアとしてアロマセラピーのオイルトリートメントをサービスとして提供されています。
その中で、アロマトリートメントの施術が難しいお肌の繊細な方や、人前で裸になることに抵抗のある方に対して、優しい手があれば対応できるヘッドセラピーの可能性を感じて、今回の講演のご要望をいただきました。
【医療関係者の方向けのヘッドセラピーセミナーご報告】
今回、ご参加いただいた方は計18名。
セラピスト、助産師、看護師、病院事務員の方にご参加いだきました。
講演の内容は、「現場ですぐに使える実践的なヘッドセラピー」ということで、ベッドで行うヘッドセラピーの技術を中心に、一般的なヘッドセラピーの内容に加え、産婦人科(妊婦さんや産後の方)に使える技術をお伝えしました。
講義中は、皆さんとても熱心にメモをとり、理論を学んでくれました。
また、出来るかぎりクリニックに来られる患者様に、場所を選ばず、病棟でも行える技術を学びたいということで、2人ずつペアになっていただき、お互いに技術を練習していただきました。
特別な頭の触れ方をお伝えしたので、始めは肩や手首に力が入り、戸惑いがありましたが、講師の西川聡が一人一人の技術指導に入っていくと、徐々に体の力も抜け、優しい手になっていきました。
最後の茶話会でも、皆さまと色々なお話ができたこと、本当に良かったです。
今回、講演にご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
~ 代表理事 西川聡より ~
以前からずっと医療現場でもヘッドセラピーを役立てたいという思いが強くあり、今回、医療関係者の方にお話しをする機会をいただいたこと、主催を頂いた「アロマサイエンスアカデミー」様には、心より感謝申し上げます。
実際の私の体験をお話すると、昨年の末に、妹が腸の2/3を切るという大きな手術を2回受けました。
炎症と出血により40°の高熱で眠れない日が何日も続きました。息をするのもやっとの中、病気と闘っている妹に何か出来ないかと、私が病棟で行ったのがヘッドセラピーでした。
3日間熱にうなされ、痛みでほとんど眠れずにいた妹が、ヘッドセラピーを始めた途端に、スーッと寝息を立て、眠り始めたのです。そのあまりの速さに、私自身が、驚き、驚愕してしまいました。
この体験により、更にヘッドセラピーの可能性と手ごたえを、はっきりと感じることができた出来事でした。
最後に、今回の講演の機会をつくって下さった看護師の石橋佐織様のことをご紹介したいと思います。
石橋さんはまだ私が個人で講座を開催していた6年前に受講して下さり、ヘッドセラピーについての論文を書きたいと言って下さったこと、本当に嬉しかったです。それ以来、ずっとヘッドセラピーを大切に心に温めて下さり、今回の講演の開催を企画して下さり、昨年の夏から準備をすすめて下さったこと、心より感謝しお礼申し上げます。
一般社団法人日本ヘッドセラピー協会(旧:日本ヘッドセラピーマスター協会)
代表理事;西川聡